写真との出会いは1975年からアメリカ留学がきっかけであった。 最初の作品はセルフポートレートから始まった。自らが自らを被写体とするセルフポートレートは、異国の地で自身を見定めようとする試みであり、写真日記としてドキュメンタリーの意味を持っていた。 その後も、セルフポートレートは私の創作の原点となり、今となってはライフワークでもある。生きている限り、自身を見つめる眼は止まることもなく、セルフポートレートは、続く。