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Portfolio

Pinhole-imgいつの間にか私にとって旅が日常となり、その旅のなかでピンホール写真を創っている。旅は決まって易の方位学にしたがって(九星術)吉方からスタートする。旅立ってしまえば、それは様々な縁で自分を探し求める旅となる。ピンホール・カメラ(8×10インチ・フィルム)による「風曼荼羅シリーズ」は、単なる風景写真ではない。人や風景との出会いのなかで「撮った」のではなく、自ずから「撮れていた」のである。旅先の人や風景とともに、生かされる旅の過程で生み出される写真なのである。Yasu Suzukaの作品は、被写体を求めての写真家のそれとは本質的に異なる所以であり、生き方そのものの結果である。